中国春蘭 (令和4年)

「宋梅」と「大富貴」との交配です。花の大きさは、大富貴の血統、兜は宋梅の血統です。かつて中国春蘭 大富貴×日本春蘭 福の光の交配が盛んに行われて「富貴の光」系の花が大量に世に出ました。今は 円心梅×福の光の交配親から 巨大輪の朱金花で「円月」という花が作出されています。(一部、大分のS氏のコメントを引用しています)

おそらく、朶朶香だと思います。初花で、落肩花ですが、副弁にも生田が入る珍しい蘭です。見ていて飽きません。

今まであった、丹賀蝶が作落ちしましたので、最近棚入れしました。 花は小さくとても可愛い花です。最近見なくなって、大切にしたい逸品です。

豆弁蘭の蝶咲「飛蝶」です。毎年開花時期が早く、1月下旬に開花します。 エビアンさんから、10以上前に入手しました。あまり増えません、新木が着けばバックが一本枯れるという状態です。生田が入り、お気に入りの蘭です。

三蝶咲の碧謡です。中国春蘭は、奇花もお気に入りで、今年入手しました。黒猫蘂蝶ともに双璧です。

朶朶香黄花か13です 。エビアンさんからの余剰苗です。種類分けで、「か-13」と識別してあります。発色は良好です。現在は、仮名がついているかもしれません。

朶朶香で花弁先にピンク色を交えます。何とも言えない色気と気品を感じます。今年棚入れした、花型も良い朶朶香の逸品です。

今年は、昨年と異なり、株が充実したため、花型・発色ともに素晴らしい花が咲きました。本品も、エビアンさんから入手したものです。

数年ぶりに開花しました「玉梅素」です。今年は、本咲していなくて貧弱に咲いていますが、本咲きは、均整の取れた素晴らしい、素心咲です。遮光したら、白花になります。

またの名を掌扇梅。1916年浙江省蘭溪の陳元吉が選出,かつて余姚では新天興と呼ばれ杭州で元吉梅と呼ばれた。葉は半垂れ,中幅広葉。葉先はやや尖る。葉肉厚く光沢がある,新芽は紫紅色,花苞紫紅。外三弁円頭,收根細い,平肩,緊辺,浅い色の筋紋(蛭状紋)が入る。縒れやすく,小劉海舌,中小品 に属する。(以上、蘭華譜より引用)

朶朶香の赤風来です。葉に特徴があり、紺覆輪縞です。花は、小型の並み花です。芳香はあまりありません。

豆弁蘭素心です。開花直後の舌は、緑苔をおび、単とも言えない品格があります。かなり昔、小川ガーデンから入手しました。均整の取れた平肩咲で、気品があります。

株は、細葉の大型種です。花は、見栄えが良いとは言えませんが、副弁も蝶咲になる、珍しい蘭です。

朶朶香と豆弁蘭の自然交配、香り豆弁蘭です。花型、黄色の発色ともに良く、優れた黄花です。遮光なしでも、写真のような黄色い花が咲きます。

豆弁蘭の、吉祥胡蝶です。生田が、副弁の中に現れ、珍しい蝶咲です。初花ですので、来年からの本咲きに期待です。どのように変わるか、楽しみです。
