日本春蘭 (令和4年)
交配種紅兜の「真田丸」です。「女雛×歌麿」×夢みるころが親株です。紅色の兜咲という、夢の奇跡の花です。夢みるころは、発色が難しいようですが、真田丸は発色が容易のようです。福岡の夢らん舎さんの作出です。
佐賀のビッグ秀ガーデンの作出で、「秀」の字を取り、白秀梅と命名されました。中国春蘭「張荷素」と日本春蘭「翆苑」の交配種です。両親とも素心の為、遮光で素心の素晴らしい白花が咲きます。欠点は、咲き始めは良いのですが、その後、落肩になります。現在は、「平和」で流通しています。
日本春蘭と中国春蘭(おそらく大富貴)の交配種を山まき株に咲いた花です。最近人気があり、多くの蘭雑誌に掲載されています。写真のように、完全遮光で、純白に咲く傑作品です。
富貴の光(大富貴と福の光の交配)の中の、選別品で、日輪タイプ(花の覆輪が朱金)の花です。一部、大富貴に日輪を掛け合わせたものという方もいますが、富貴の光の花芽替わりです。花着きがよく、今年は3輪開花しました。
中国春蘭と日本春蘭の交配種を山まきし、その実生苗を栽培したものです。交配もとの品種は不明ですが、花型からして、富貴の光の血統が入っていると思います。同系統に、「百虎」「白鷺」があります。
緑胎舌の暫で、松永蘭園から入手しました。舌の全面に緑胎が入り、珍しい花型です。丈夫で花着きはすこぶるよく、毎年三花以上ついてくれます。
日本春蘭「紅陽」と中国春蘭「宋梅」とのF1交配種です。紅花兜咲をねらった交配ですが、残念ながら、期待した、花型には遠いです。今年は、一応薄い紅色をしましたが、宋梅の兜は出ていません。
古い品種ですが、発色の良い朱金花です。遮光で、濁りのないすっきりとした朱金色が鮮やかな花です。毎年開花しています。
中国春蘭「竜字」と日本春蘭「福の光」との交配F1です。竜字の兜は反映され、周りの覆輪は、福の光の黄色が反映されています。葉は覆輪がかかっており、親には覆輪がないため、面白い遺伝です。名前は、私が命名しました。
日本春蘭交配の、黄昏娘です。私が命名しました。 交配親は、「女雛」と「天心」です。花型の良さは、女雛から、発色の良さは、天心から遺伝しているようです。大きさは、一円玉程度で、大変愛嬌のある花です。
鳥取の蘭友、小谷氏から入手しました、紅花です。初花ですので、花型は、もう少しですが、発色に関しては、良好です。今後の本咲に期待です。
英晃園の丸山氏から昨年入手しました「富貴の光」です。 遮光が遅く、発色は今一つですが、花型は、均整の取れた素晴らしいものです。
富貴の光の選別品の「福澤の華」です。富山で選別され、フラスコNo.A-1になります。富貴の光の中でも、発色・花型が良い逸品です。
発色のよい交配で、親の系統をすごくよく受け継いでおります。 この交配は、数株持っていますが、優秀花だけを残しています。
発色のよい交配で、親は、歌麿と女雛です。四国阿波園の作出です。 花型、発色ともに大変良いです。同系統に「華姫」があります。
完全遮光で、純白花に咲きますが、今年は、遮光が効かなくて、黄色に咲きました。舌にも、黄色を交え、これはこれでよいと思います。
数年ぶりに開花しましたが、舌は受舌で、紅一点が入ります。とても可愛い花です。お気に入りです。
葉は小型の濃緑葉です。花は、青花の素心です。舌が、薄緑色を交える品の良い花です。花弁がもう少し広く咲けば最高なのですが。
黄花、平肩弁の黄童です。初花で、本来の花型にはなっていませんが、受舌で、面白い花です。今後の開花が楽しみです。
対馬産緑舌花、青鷺です。夢らん舎の畑氏が対馬より山採りを買い出し、名を付けました。対馬産は全体的に遅咲きですが、この蘭は早咲きです。
昔の東洋蘭月刊誌の表紙になりました。その時の純白の花に感動し、棚入れしました。純白に咲かせるには、花芽の砂盛等完全遮光が必要で、我が家ではなかなか純白に咲きません。花型の良い優良花です。
愛知県三河産の山採取で、一点ものです。黄色の発色は素晴らしく、欲言えば、も少し花弁が広ければよいですね。
初花の黄花、華冠月です。初花のため、花型は未だ本領発揮にはなっていませんが、発色は良好です。来年以降に期待です。
愛知県三河産です。山採取の一点ものです。花弁は広くありませんが、すっきりした兜花です。お気に入りです。
舌大奇花の花です。花軸が伸びれば良いのですが、株元で咲いてしまいました。好みはあると思いますが、個人的には、気に入っています。
本来は、朱金のコントラストが効いた素晴らしく可愛い花が咲きます。花も丸く、名前にピッタリ一致した素晴らしい花だと思いうます。
山口の趣味者の作出交配種です。交配もとは、日本春蘭×中国春蘭汪字です。 兄弟に白蓮、白鷹、白鳥がありますが、白蓮が一番有名です。本来完全遮光で、純白の花ですが、写真は遮光が効いていません。
黄色の細い葉に、可愛い黄花が咲きました。花にうっすらと、赤い線が入ります。
愛知県三河産の山採取、一点ものです。名前は私がつけました。おそらく、豆系の交配種を山まきしたものと思います。やや肩は落ちますが、三角咲きの可愛い花です。
記憶は定かではありませんが、確か、「大富貴」と紫花「天紫晃」の交配F1だったと思います。花型は大富貴で天紫晃の紫の発色です。欠点は花軸があまり伸びません。花着き増殖ともに良い蘭です。
天草産の蘭で、株・花ともに超大型です。大きくなれば葉長は40㎝を超えます。黄色の発色も良く迫力があります。春蘭と何かの蘭の自然交配という話があります。
愛知県三河産の山採取、一点ものです。名前は私がつけました。発色は抜群ですね。世の中には、この株しかありませんので、大事に愛培したいと思います。
千葉県産の山採取の山美紅です。花の発色は最高、水仙弁ですっきりした花です。まだ、数は少なく、増殖に努めたいと思います。
紅色の発色が素晴らしい花です。初花のため、花型がもう一つですが、清楚で品格がある花です。私が命名しました。
日本春蘭素心の「翠苑」と中国春蘭「宋梅」との交配F1です。初花ですが、花は宋梅を小型にした感じです。宋梅の兜は、遺伝子上、優性で交配親によく使用されます。
兜咲縞花の奇花です。写楽に似ていますが、何とも表現が難しい花です。
蝶咲の座禅です。弁の肩が落ち、内側に生田を交えます。初花です。
本来は、紅紫色の花ですが、今回は遮光キャップを取るのが遅く、発色がよくありません。この手の蘭は、遮光のタイミングが難しいです。花弁ももう少し広くなります。
舌点が太めの馬蹄形で、愛嬌のある可愛い青花です。 伊予と名前が、入っていますので、四国産と思いますが、詳細は不明です。 花茎は珍しい赤軸です。昨年棚入れしました。
薄ピンク弁の稚児桜です。何とも言えない花色で、気品と色気があります。初花ですが、作をすれば、花弁はもう少し広くなります